おやつカンパニー、他分野とのコラボ戦略でブランド力UP

O君:I君、おやつカンパニーのベビースターラーメンと他のブランドのコラボって、どんな狙いがあるの?

I君:消費者に「買い物中に思い出してもらえない」という課題があったんですよ。

O君:え、それは大きな問題だね。それでどう解決しようとしたの?

I君:顧客ピラミッドを作成して1年間の購入データを調査しました。理想としては、売上の8割を2割のロイヤル顧客が占める状態を目指したんです。

O君:なるほど、現状はどうだったの?

I君:現状はその逆で、売上の70%を占める8割が一般顧客だったんです。

O君:それで、どんな戦略をとったの?

I君:他ブランドとコラボすることで、話題性を生み出してブランドの想起率を高めることにしたんです。リーボックやatmosとのコラボスニーカーを発売しました。

O君:スニーカーかあ!ベビースターラーメンとスニーカーのコラボって面白いね。

I君:そうですね。その結果、SNSで話題になってベビースターラーメンの想起率が13.1%も上がったんです。

O君:それはすごいね。他にも効果はあったの?

I君:はい、第2弾のコラボスニーカーも発売されて、さらに認知度が高まりました。

O君:第2弾はいつ発売されたの?

I君:2022年11月26日に発売されました。スニーカーのデザインもベビースターラーメンをイメージしたものになっています。

O君:確かに、スニーカーのデザインがラーメンっぽくてユニークだな。

I君:そうですね。この戦略で、離反客にも再度認知されることに成功しました。

O君:今後も他のカテゴリーともコラボすることで、さらに効果が期待できそうだね。

I君:その通りです。

O君:面白いね!それにしても、顧客ピラミッドの改善も必要なんだよな。

I君:はい、ロイヤルカスタマー化を推進して、買い物中の想起率を上げることが目標です。

O君:なるほど、勉強になったよ。ありがとう!

【記事内容のポイントと説明】

POINT 1: 消費者の課題
おやつカンパニーは、消費者が買い物中にベビースターラーメンを思い出さないという課題を抱えている。これは、ブランドの想起率が低く、購入機会を逃していることを意味する。

POINT 2: 顧客ピラミッドの現状
売上の70%を一般顧客が占め、理想的なロイヤル顧客の割合が少ない現状が判明した。理想は売上の8割をロイヤル顧客が占めることであるが、逆の状態である。

POINT 3: コラボレーション戦略
話題性を生むために他ブランドとコラボし、ベビースターラーメンのブランド想起率を高める戦略を採用した。具体的にはリーボックやatmosとのコラボスニーカーの発売である。

POINT 4: SNSでの話題化
コラボスニーカーがSNSで話題となり、ベビースターラーメンのブランド想起率が13.1%上昇した。これにより、ブランドの認知度向上に成功した。

POINT 5: 継続的な効果と将来展望
第2弾のコラボスニーカーも発売され、さらに認知度が高まった。今後も他のカテゴリーとのコラボを続けることで、さらにブランド認知度と想起率の向上が期待できる。

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